この関数っていつ使うの?今回はIndex関数をわかりやすく解説!Index単体ではほぼ使われない理由

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Excel関数の中には、この関数っていつ使うの?っていう関数がたくさんあります。
その代表格の一つにIndex関数があります。

今回はそんなIndex関数にフォーカスしてみます。

この記事がおススメな人

  • Index関数の使い方を知りたい人
  • Index関数についてよくわかっていない人
yukimi
yukimi

難易度:1.0
初心者向けの記事として書いています。

Index関数ってどういう時に使う関数?

テーブルまたはセル範囲にある値、あるいはその値のセル参照を返します。

Microsoftサポートページ

簡単に言うと、指定した表の中からデータを探す関数です。

なので、どこにあるかわからないけれど知りたいデータがある場合に使います。

例を用意しました。
5人兄弟の中学校1年生の時の国語・数学・英語のテスト結果です。

例えば、Bさんの数学のテストの点数を知りたい!と言った時にIndex関数を使って求めることができます。

Index関数ってどういう時に使う関数?

どうやって使う?

続いてIndex関数の使用方法ですが、式はこのようになっています。

INDEX(配列, 行番号, [列番号])
もう一つINDEX(参照, 行番号, [列番号], [領域番号])というのもありますが、これは別途説明いたしますので、まずはシンプルなINDEX(配列, 行番号, [列番号])から説明します。

配列・行番号・列番号は図で表すことができます。

配列には表を選択します。
この場合配列に入力する式はB3:E8となります。

行番号と列番号はそれぞれ表にある行数と列数で今回はBさんの数学の点数を知りたいので、3行目の3列目となります

注意点としては、選択した表の行数・列数と指定ることです。間違えても5行目又は4列目(D列)としないようにご注意ください。

どうやって使う?

Bさんの数学のテストの点数を求める式は=Index(B3:E8,3,3)となります。

INDEX(参照, 行番号, [列番号], [領域番号])の使い方

基本的な考え方は、INDEX(配列, 行番号, [列番号])と同じです。
違うところでは表が複数あるケースなどに使用します。
領域番号も必要な理由がちゃんとあります。

今回例として、中学校1年~3年の国語・数学・英語の点数をまとめた表を作りました。
その中から中学2年生のDさんの英語の点数を求めます。

参照ではテーブルを3つ指定します。
中1のB3:E8、中2のB11:E16、中3のB19:E24です。

行番号は今回Dさんを求めますので、5行目。そして列番号は英語なので、4列目を指定します。

「領域番号はなぜ指定するのか?」この図を見ていただくとわかるかと思います。
領域番号を指定しないと3つの点数が該当します。
今回知りたいのは中学2年生のデータなので領域番号は2を指定します。

INDEX(参照, 行番号, [列番号], [領域番号])の使い方

中学2年生のDさんの英語の点数を求める式は=INDEX((B3:E8,B11:E16,B19:E24),5,4,2)となります。
参照のところは(B3:E8,B11:E16,B19:E24)と()でくくっています。()でくくることを忘れないようにしてください。
カッコがないとIndex関数の行数や列数と言った数値はカンマで区切っているため、上手く計算できなくなります。

Index関数単体ではほぼ使われない理由

Index関数を単体でほぼ使われない理由は、行や列を直接数字を入力する点にあります。
(2行目なら2等)

今回、人がA〜Eまで並んでいますが、点数の順序に入れ替えなどをしてしまうとIndex関数では行数を直接指定しているため、順序入れ替えする度に行番号を入力しなおしが発生します

Index単体ではほぼ使われない理由1

これが、Index関数単体で使えない理由です。
そしてここからは関数を組み合わせて使うとすごい力を発揮するというお話です。
特によく合わせ技として使われるのがMatch関数です。

Match関数は特定のワードを上から順に検索し、そのワードが何番目にあるかを計算してくれる関数です。簡単に言うとVlookup関数の上位互換の関数と私は思っています。

先ほどの点数の順序が変わっても、Match関数と組み合わせたものにすると行数を自動的に判定できるようになるため、正しい結果を求めることができるようになります。

Index単体ではほぼ使われない理由2

式はこの式です。

=INDEX(B3:E8,MATCH(B11,B3:B8,0),3)
Index関数とMatch関数の組み合わせにつきましてはこちらの記事で説明していますのでよろしければご覧ください。

Index関数が使えるとこんなことができる

使用しているのはIndexだけではありませんが、Index関数を覚えると幅が広がるという事で参考にご覧ください。

表があって、その表から該当する値を知りたい!と言った時に活用する関数です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はIndex関数にフォーカスしてみました。
はじめは馴染みがない関数なので、使ってみると意外と使いやすくとりこになりますよ。
ぜひIndex関数を使ってみてください。

今回使用したファイルはこちらです。

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