Excelで「○」を使う時は要注意?○の数がCOUNTIFで合わない時に注意するところ・対策は?についてです。まず下の表を見ていただいて、重要なミスがあります。
どこが間違えているかわかりますか?
正解はレンタルの数が必要な人数が表の「○」の数と合っていない点です。
サンプル表は対象者の数も少ないため目視で違うことがすぐにわかりますが、これが50件・100件と対象者が増えてくると合計の数を信じてしまう方がほとんどと思います。
今回は「なぜこれが起きたのかという原因」と、「確認すべきポイント」、「起きた場合の対処方法」これら3つについてご紹介したいと思います。
この現象はなぜ起きたのか?
こちらの現象ですが、ヒューマンエラーです。
○には記号の「○」と漢数字の「〇」があるのはご存じでしょうか。
これが、今回の原因です。
ブログ上ですと、少し形が違うので違いがはっきりとわかります。
しかし、Excelになると目視で判定することが少し難しくなります。
記号の「○」は下表でいくつあるかわかりますか?
正解は6個です。
Countif関数は記号の○と漢数字の○を区別してカウントします。
そのため、○の数の件数に違いが生まれます。
確認すべきポイント
防ぐ対策としては
- ○が記号なのかを理解した上でつけること
- 統一すること
の2つです。
記号の○なのか漢数字の○かの判断は変換する時に確認できます。
あとは統一して○を付けるだけです。
○を付ける人が間違えないように注意を促すだけで、間違いの抑止につながります。
続いては実際に記号の○と漢数字の〇が混在した場合の対処方法です。
起きた場合の対処方法
この問題は、記号の○と漢数字の〇が統一できていないことで起こる問題ですので、統一するか、別々のものを合算するかのどちらかです。
統一する場合は該当の文字を検索し置換をしてあげればOKです。
合算する場合はCountifで記号の○と漢数字の〇をそれぞれ足してあげればOKです。
記号の○と漢数字の〇が混在しているかどうかの確認は、フィルターをすると○が2種類出てくるので、混在しているかわかります。
Countifで合計値を数える前に、記号の○と漢数字の〇が混在していないかどうかを検証するのがおススメです。
まとめ
Excelで「○」を使う時は要注意?○の数がCOUNTIFで合わない時に注意するところ・対策は?をお届けしました。一見〇を付けるだけと簡単な作業なのですが、落とし穴があります。
Excelの場合、見た目では判断がしづらいというのもあります。
今回の他にもExcelの「表示上は正しいのに計算しない」といったことがあります。
表面上が正しい、だけではなく本当に正しいかどうかを確認する癖をつけておくことをおすすめします。
コメント